ワインの輸入販売のエノテカは台湾台北市に100％出資の現地法人、台灣愛諾特卡股份有限公司をこのほど設立した。
同社の海外販売拠点は、香港、シンガポール、中国、韓国に続く５拠点目。東アジアで台湾は、ワインの輸入量が中国、日本、韓国に次いで多く、ワイン市場も2010年から安定して成長しており、今後も年率３〜４％は成長するとみられる。
同社は香港に2008年に進出して以来、海外事業が好調に推移し、昨年は現地通貨ベースの前年比が香港25％、韓国26％、中国17％、シンガポール7％といずれも増加している。
各海外販売拠点でも、日本と同様にワインを世界各地から直輸入してワインショップと卸売業を展開し、アジア各国の百貨店や商業施設から出店要請が増加している。
台湾では百貨店最大手の新光三越百貨店有限公司の協力を得て、台湾のワイン事業を開始する。第１号店舗は、台北の最も代表的な商圏に位置する新光三越百貨店有限公司の台北信義新天地（台北市）に今年10月初旬に出店する。台北信義新天地は、隣接してA４、A８、A９、A11の４店舗があり、一大ショッピングモールを形成している。出店場所は世界的に有名な高級店が集まるA９で、台湾の百貨店のワインショップとしては最大のフロア占有面積207�屬如�700種類以上のワインを揃える台湾での旗艦店になる。また、A11にも44�屬離魁璽福偲垢鯑瓜�開業する。
来年までにさらに３店舗の出店を計画している。段階的に店舗を増やし、2021年までに累計10億円以上の売上げをめざす。