子供たちが製造工程を体験 「キッザニア甲子園」にマヨネーズ工場

 キユーピーは兵庫県西宮市に先月末オープンした子供向け職業擬似体験施設「キッザニア甲子園」に「マヨネーズ工場」パビリオンを開設した。子供たちはマヨネーズ研究者になり、キユーピーの工場で使われる作業着に準じたユニフォームと帽子を着け、マヨネーズの製造工程を体験。衛生管理や乳化現象、野菜を食べる大切さなどを学ぶ。

子供たちがマヨネーズを手作りしているところ

 パビリオンはマヨネーズ工場を忠実に再現。実際に衛生管理のために使用しているクリーンルームに入室する前に、衣服についた塵埃を取り除くエアシャワーを通る。また、原料配合の事故を未然に防ぐ「ファクトリーオートメーション」(FA)を簡略化したシステムも導入。原料に添付した2次元コードを子供たちが読み取って原料名や賞味期限などを確認する。
 できあがったマヨネーズは野菜につけて風味試験(試食)し、さらに手作りマヨネーズと工場の機械で作ったマヨネーズを比較し、違いも考えてもらう。
 
 キッザニア甲子園は「ららぽーと甲子園」内に先月27日開業した子供向けの職業・社会体験施設。東京豊洲の「キッザニア東京」とほぼ同様規模。

品質チェックシステムを用いて選んだ原料の確認をしている