日本包装技術協会は通常総会を都内で26日開いた。3Rに対する取り組み強化やカーボンフットプリントへの早急な対応、包装に関するISO/TC122の国際幹事国としての活動を進めることを確認した。
ISO/TC122の調査研究を充実させるため、包装全般、包装貨物、危険物輸送容器包装などの規格の定期見直しや、「包装のアクセシブルデザイン」の国際規格化の推進、「環境配慮包装に関する国際標準開発(7規格)」の調査研究を盛り込んだ。
昨年から実施しているJISの定期見直しも継続する。
足立会長
足立直樹会長(凸版印刷社長)は1年の活動を振り返えり「包装教育の構築と包装人材の育成、物流システムの強化に成果があった」と語った。食品に対する安心・安全への関心が高まっていることを受け、足立会長は「トレサビの浸透とこれに関連する高度なシステムの構築は、食の信頼に向けた取り組みであり、消費者に対する大きな命題となっている」と会員に呼びかけ、結束を呼びかけた。