雪国まいたけの株式を取得

 神明はBain Capital Private Equity, LP(=ベインキャピタル)から雪国まいたけの株式を49%間接取得する。
 神明グループはベインキャピタルとの強力なパートナーシップにより、雪国まいたけの外食・中食を通じた新たな需要創造、西日本を含めた日本全国での強固なサプライチェーン構築、食文化と合わせた輸出事業の推進といったさらなる成長が実現できるとみている。
 雪国まいたけは、かつて希少価値で「幻のキノコ」と呼ばれていたまいたけの量産に初めて成功し、日本の食卓に普及させた先駆けとして、30余年にわたりきのこ業界をリードしてきた。2015年にベインキャピタルが雪国まいたけに投資して以来、それまで培った高品質なきのこ栽培ノウハウを基盤に、供給の安定と生産性をより高めるための構造改革、品質を高めた新商品「極」の開発、高齢化社会に即したまいたけの高い機能性・栄養価値の発信などに次々に着手し、企業価値向上に努めている。
 神明グループは基幹事業である米穀卸売事業、パックご飯や炊飯米などの加工米飯事業、国内外での外食事業に加えて、青果物や水産品を含めた「川上から川下までの食のバリューチェーン」構築に向け積極的に展開している。
 今後、共同で一層の成長戦略を策定・実行し、事業のさらなる発展を図りつつ、日本の食文化の繁栄と農林水産業振興に貢献したい考え。