スーパーマーケット・トレードショー開催

 中村産業のオートマチックトレーシーラー

 スーパーを中心とする流通業界に最新情報を発信する「スーパーマーケット・トレードショー2018」が幕張メッセで14日〜16日開催される。新日本スーパーマーケット協会主催。52回目。出展規模は2025社・団体、3448小間に上る。NBや地域産品メーカー、卸・商社と並んで包装、設備機器メーカーなども多数出展。売場やバックヤード、食品加工センター向けに製品をピーアールする。

 中村産業(株)(千葉県松戸市、中村剛太郎社長)は世界中で使用されているシールパック社のオートマチックトレーシーラーを出展する。連続式ガス置換トレーシーラーで1分間に100パックのMAP(ガス置換)包装が可能。シールパック社が開発したインサイドカットシステムも特長の1つで、トップフィルムをトレーの外側にはみ出さないよう見た目をきれい仕上げることができる。
ほかにもシールパック社の深絞り包装機や、青果物の呼吸速度を測定し、それに合わせて包装材料を変え鮮度を長持ちさせるパーフォテック社の呼吸制御システムを展示する。

 福島工業はデザイン性を向上させた多段オープンショーケースを出品する。2重エアカーテンを採用し庫内温度のムラを低減。省エネ化を実現した。キャスター付きのため売場のレイアウト変更にも簡単に対応できる。
 デジタルサイネージ機能を搭載した冷凍ショーケースは庫内の商品を遮ることなく、WiFiなどから受信した映像をガラス扉に映し出すことができ、高い宣伝効果が得られる。
 ほかにも2017年度グッドデザイン受賞の自動洗浄機能付きブラストチラーなどを展示する。

新たな展示企画も充実

 主催者企画として新たに2つの展示企画が加わった。「手づくりNIPPON」では酒をテーマに日本品質を追求した地酒、クラフトビールの蔵元や醸造メーカーが出展、来場者へ試飲を勧める。
 「暮らしのコトづくり食」ではモノ消費からコト消費へのトレンドに着目。「誰と」「どんな場面で」「どのように使い」「どう楽しんだか」という視点で、これまで埋もれていた地域産品の新しい価値や魅力を掘り起こす。
 会期中は「こだわり食品フェア2018」、「デリカテッセン・トレードショー2018」、「外食FOOD TABLE」が同時開催される。

福島工業の多段オープン
ショーケース