生産管理システムを開発・販売するローゼック(東京都台東区、早川雅人社長)はWSL JAPAN社の協力を得て、倉庫管理業務に特化した専用機器「RZC-08」を15日発売する。定価8万円。
Android OSのホーム画面をスキップして
倉庫管理プログラムが立ち上がる
写真は入出庫登録画面
電源ボタンを押すと、Android OSのホーム画面をスキップして倉庫管理プログラムが立ち上がるのが特長。業務に関係ない画面が表示されないので、コンピュータの苦手な人でも迷わず操作できる。一般用のハードウェアを業務用専用に改造することで、専門性と低コストを実現した。
主な機能は、入出庫管理と棚卸。本機を倉庫の入り口に設置し、現場の作業者が入出庫数量を入力するだけで、事務所でのパソコン入力が不要になるだけでなく、倉庫在庫の「見える化」となる。
ロット番号、棚番、有効期限も管理できるので、先入れ先出しが重要な食品製造業などで特に強みを発揮する。マスタはExcelで作成し、WiFiまたはUSBメモリ経由で取り込む。同機は単独で運用できるが、在庫管理システムや生産管理システムなど上位システムとの連携の相談にも応じる。
保証期間は納品日から1年間。パネル破損や水没など保証対象外の損傷や故障の場合は、保証期間内であれば、定価の半額の4万円で同等品を再購入できる。