市川物流センター完成、「10年先を見据えた投資」
ホウスイ（東京築地、�盒蕎嗣声卍后砲�千葉県市川市高谷に建設していた「市川物流センター・流通センター」が完成し、31日に現地で竣工式、千葉県浦安市舞浜のホテルで祝賀会を行った。
厳粛に行われた竣工式
免震構造をはじめ、自然冷媒の冷却システムなど最新鋭の設備を揃えたほか、湾岸地区にあることから津波対策として１階床高さを海面から3.5ｍまでカサ上げしたのが特徴。東京、船橋に隣接し、首都圏物流の大動脈となる東関東自動車道、国道357号線（湾岸線）沿いに立地。近い将来、至近に東京外郭環状道路の高谷インターが完成の予定。これに伴い、一層のアクセス向上が見込まれている。今後のホウスイの業容拡大に向けて、大きな役割を発揮しそうだ。
同社はこの数年来、船橋、厚木、豊海、さらに中国・大連と、大きな設備投資が続いたが、抜群の立地条件を踏まえ「10年先を見据えた投資」（�盒脅卍后砲箸覆辰拭Ｂ臙録未悗梁弍�、ＢＣＰ（事業継続計画）、環境への配慮など、あらゆる面で万全を期した。
コンビニの冷凍食品供給センターに
ホウスイ市川物流センターと流通センター（右奥）
全体の敷地面積は１万5728�屐�市川物流センターは建築面積4477�屐�延床面積１万6474�屐Ｎ簑�庫棟はプレストレストコンクリート造り７階建て。主に京葉地域におけるコンビニ店舗への冷凍食品供給センターとして機能を発揮する。保管能力はＦ級、Ｃ＆Ｆ級を合わせて計２万1727ｔ。冷蔵庫、事務所棟は免震構造、保管室は移動ラック設備システムを採用し、１万2368パレットのうち8906パレットが移動ラック。事務所棟は鉄骨造り６階建て。付属設備として非常用発電機、給水タンクを備えた。
挨拶する�盒脅卍�
竣工祝賀会で�盒脅卍垢蓮屮曠Ε好い砲箸辰藤好�所目の拠点。保管能力は計14万5000ｔ、リテールサポートの拠点としても７カ所目となった。環境にやさしい自然冷媒の採用や、ＢＣＰ対策として冷凍機・発電機を屋上に設置するなど、現在考え得る最新技術・設備を結集した。今後の冷蔵倉庫のモデルになる」と紹介した。
親会社の中央魚類からは伊藤裕康会長が「物流センター、流通センターが同時に完成し感慨無量。と同時に今後の事業展開に向けて緊張感も高まっている。いよいよこれからが本番。マルナカグループを挙げて事業成功に全力を尽す」と語った。
工事関係者を代表し、ニッスイ・エンジニアリング（総合元請）の藤本健次郎社長が施設の特徴を示し、東亜建設工業（建築会社）の鈴木行雄会長が「自信を持ってお引渡しできる。今後の事業拡大につなげてほしい」と望んだ。前川製作所（冷却設備工事）の中章相談役の音頭で高らかに乾杯した。
伊藤晴彦ホウスイ専務（水産流通社長）が今後の事業展開に向けて決意を披歴し、中締めとなった。