木村哲郎の「生鮮プロセスセンター製造商品の安全・安心」−9−
精肉商品での事故の実例と対策

○従業員教育

 社員やパートさん教育は難しく考えることはありません。
(1)日常の朝礼で少しずつテーマを決め、短時間でテーマを絞って小出しにする。
(2)定例「座学」を開催する。この場合、年間計画に沿って幅広く網羅する。(月例など定期的に)
(3)重要な事は繰り返し話す。教育記録は必要です。簡単なもので良いので必ずファイルしておきましょう。
(4)OJTは貴重な教育の場。

<1>従業員教育を阻害する要因
 商品事故を起こさないためには日常の「教育」が一番重要です。その阻害要因は共通しています。
 (1)上司が「教育」の重要性について理解が薄い。(上ばかり見て仕事をしている)
 (2)教育の場が責任追及の場になりやすい。
 (3)現場の意見を聞こうとしない。
 (4)作業が請負会社なので、指示が出せない。

<2>雇用形態による「教育、OJT]可否

○品質管理の方法

 ISO9001とISO22000ならびに関係法規・規範との概念図

 PCセンターの品質管理の方法は、そのセンターに合った仕組みで運営するのが良いでしょう。
 ISO、HACCPの方法を上手に利用すると良いでしょう。これについては今後、別途掲載します。