各社のエコ容器を取りまとめ、総合カタログ創刊

 食品包装資材卸の折兼(名古屋市、伊藤崇雄社長)は環境に配慮したエコパッケージの総合カタログ「weeco(ウィーコ)」を6月1日創刊した。

 ポイントは自社ブランドだけでなく、他社製品も含めてバイオマスプラスチックや生分解性プラスチック、非プラスチック原料、リサイクル原料などを使ったエコ容器をセレクトしたこと。
 「包装資材専門商社としての専門知識、ディーラーとしての中立性を活かした」(同社)という。

 食品包装資材市場では環境対応製品に注目が集まるが、各容器メーカーが単独で情報発信しているため、ユーザーに届くのは発信力の高い企業の商品情報だけという現状がある。同社は企業の大小を問わず情報を取りまとめ、総合カタログとして発信することで、ユーザーの選択肢を広げるねらいがある。

 「weeco」の名前は「みんなで一緒に取り組まなければ、本当のエコにはつながらない」という考えのもと、「we+eco」から付けた。

 創刊当初は同社の営業部が取引先に配布するほか、電子カタログ版でも順次公開する。カタログはA4判、オールカラー128頁。使い捨て容器や消耗品など758点を掲載している。

       環境に配慮したエコパッケージの総合カタログ「weeco」