小型破袋機で省力化、調味料の小袋を処理

 包装機ならぬ「破袋機」が食品工場の省力化を支えている。加藤鉄工の小袋破袋機は加工食品や弁当に添付されているたれや調味料の小袋を処分する際、小袋と内容物の分別を行なう機械で、サンプルや不良品対策に用いる。

 加藤鉄工の小型破袋機

 人手による作業では不可能な大量処理と高効率の排液性を追求した。袋の種類も問わず、連包、単包、混在包などそれぞれ連続でランダムに投入しても破袋する。みそだれなど粘液にも対応し、液の飛散防止に努めて衛生面を重視している。
 不用となった小袋をそのまま処分するわけにはいかず、液と包材を分別しなければならない場合に極めて有効な機器。加藤利夫社長は「不用品対策用に開発した。食品製造と違い積極的に提案できる機械ではないが、現場ではどこかしらで出会う場面となるもの。分別処理を怠るわけにはいかない」と破袋機の活用を訴求している。