主力・加熱撹拌機を軸に、幅広く出展

 カジワラはサニタリー性を向上させた「新型レオニーダーKQN」や、焦げ付き防止、共回り・ダマ解消、生産時間短縮に効果を発揮する「新型加熱撹拌機アルファ(α)シリーズ」、新型のガスバーナーを搭載した大型炒め機「KRS+M」などを出展する。

新型加熱撹拌機アルファ(α)シリーズ

 新型レオニーダーKQNは斜めのかきとり撹拌軸と半球形の缶体が互いに作用し合い、上下左右の撹拌・混合を効果的に行い、均質的・安定的な製品を作り出すことができる。食品物性を考えた独自の撹拌羽根により、特に粘性の高い食品や粒あんのようなデリケートな製品を傷めることなく優しく撹拌する。液中に軸封・菌溜まりのない構造のため衛生的。軸受部は着脱して洗浄できる。密閉構造のため落下菌の心配もない。
 新型加熱撹拌機アルファ(α)シリーズは、「なでつけ」と「かきとり」を交互に繰り返す独自の撹拌で、焦げ付きやすい食材でも釜内面に焦げを発生させない。固まりやすい食材はほぐしながら、共回りすることなく混合できる。食材を焦がさず加熱・撹拌することで生産時間を大幅に短縮し、品質を向上、歩留りをアップする。さらに、羽根の裏面のガリが発生しないため、ガリが製品に混入する心配がなく、焦げのない釜内面とともに清掃がずっと容易となり、排水負荷も軽減される。
 KRS+Mはメタルニットバーナーを採用した高火力タイプの新型炒め機。従来のガス釜と比較して約3倍の高火力、高効率で加熱できる。大量の炒め物を高火力短時間で調理し、手作り同様に炒め上げる。構造は使いやすさと安全・衛生を両立させた。
 このほか、プレミックスを不要とし、多工程をワンバッチ処理できる「クッキングミキサーOEM」、「加熱・冷却乳化機Σシリーズ」を小型機から生産機まで紹介。半製品や中間材の粉砕にも適した「湿式粉砕機KMW」、手間のかかる粉体計量を自動化する「自動計量式ふるい機SKY」などを出展する。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2015年10月7日号掲載