物流クレート標準化協議会は東京ビッグサイトで開催する「スーパーマーケット・トレードショー2011」で、標準クレート・パネルディスカッションを8日開催する。標準クレート(食品通い箱)の概要と採用企業での取り組み事例、今後の展望などについて報告する。
物流クレート(食品通い箱)
「食品標準クレートでスーパーマーケットの物流が変わる!」と題して開催する。コーディネータは根本重之拓殖大学商学部教授。パネリストには、西村武英マミーマート物流部シニアマネジャー、伊藤邦生ライフコーポレーション近畿圏物流部部長、村井秀紀ユニー業務本部システム物流部物流担当部長、経済産業省流通政策課担当者が参加する。
物流クレート標準化協議会は日本スーパーマーケット協会、日本チェーンストア協会、新日本スーパーマーケット協会が参加して、環境負荷低減や物流の効率化を推進するため、物流クレートの標準化と共有化に取り組んでいる。標準クレートを導入することで、ゴミの発生抑制とリサイクル費用の低減が実現でき、メーカーごとに異なるクレートの種類を集約することで、仕分け・保管作業が簡素化される。また、メーカーや卸にとっては、小売業者ごとに行なっていた個別の仕分け作業などが集約でき、作業効率が改善できる。