センコー(福田泰久社長)は、ランテック(福岡、瀧内貞男社長)の株式47.7%を取得し10月から連結子会社とする。取締役の過半数をセンコーから派遣する。ランテックはJR冷凍コンテナを含む保冷車を主体に、トラック1000台強を保有し、九州から関西、関東、東北地区まで冷凍冷蔵保管拠点を設置し、協力会社との連携で定温物流全国ネットワークを構築している。
資本・業務提携の理由について、センコーは「当社の量販・小売分野をはじめとする物流のノウハウと、ランテックの持つ定温物流のノウハウを一体化させることで、互いの顧客ニーズを補完し、新規顧客の開発が行えると判断した」としている。また、「ランテックの社名や商品名(フレッシュ便)、取引先との関係を尊重し、業務提携を推進する」方針も示している。
ランテックは、センコーが全国に配置する物流センターや営業基盤を活用することで冷凍・冷蔵事業の営業開拓を進めると共に、センコーの国際物流戦略と連携し、海外での冷凍・冷蔵事業の拡大を図る方針。