上海にローソンの環境配慮モデル店、新冷媒を採用

今回採用した冷媒R488A/R449Aの室外機

 ローソンパナソニックは中国上海市に省エネ・省CO2化をめざす環境配慮モデル店舗「ローソン七莘路(しちしんろ)1010号」を4月28日開業した。

 同店では売場の冷蔵商品ケースの室外機にGWP(地球温暖化係数)が従来の1/3の冷媒R488A/R449Aを使用した冷凍機の導入や冷蔵商品ケースの冷気漏れを防ぐとともに、断熱性能を高めるエアカーテンの二重化、セルフサービスの新型電子レンジ、省エネ実行支援システム等を採用することで、電気使用量とCO2排出量がともに2015年度の標準的な店舗対比で2割の削減をめざす。

 加えてパナソニックの独自技術「ナノイー」発生器を設置した業務用エアコンや空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で店内の脱臭・除菌を行い、クリーンな空気質を提供する。

 同店での取り組みを通じて、両社は低炭素社会実現に貢献を図る。

 両社は中国で店舗の土地の不動産契約が日本と比べて5年短く、移転する際に店舗の要冷機器や什器を廃棄することがあるという現状に対して、「リファービッシュリース」の新事業も進めている。

 これは中国のローソン店舗で使用済みとなった要冷機器や什器をパナソニックが回収・メンテナンスを実施し、中国国内の店舗向けに再リースする取り組み。新しい機器、什器を購入するコストを抑えて、新店開業の投資費用削減と資源ロスの削減を図る。

     環境配慮モデル店舗「ローソン七莘路1010号」の外観・内観イメージ