FOOMA2012、食品工場の省エネ提案盛ん

 日本食品機械工業会(尾上昇会長)は「第35回国際食品工業展(FOOMA JAPAN2012)」を6月5〜8日の4日間、東京ビッグサイトで開催する。出展は昨年より15社145小間多い660社2928小間。

(左から)日食工の鈴木芳雄専務理事、林副会長、
中章理事

 今回のテーマは「食の心 ここにあり」。展示会実行委員長を務める林孝司副会長は「昨年は震災直後の開催にも関わらず、9万人近くの来場者が訪れて活気あふれる4日間となった。今年も引き続き、被災地の“食”の復興と、厳しい状況下にある食品業界を心から支えていきたいという思いを込めた」と語っている。
 特別企画として、食品工場の省エネ、省CO2に向けたエネルギーの効率的な利用法などを提案する「食品工場のプロセスイノベーション」を設ける。ヒートポンプやIHなどを使った最新のプロセス技術を様々な活用事例とともに紹介する。また、食品機械や装置の展示だけでなく、最先端の情報を収集できる場として、出展者によるプレゼンテーションセミナーや、関係学会によるシンポジウム、講演会などを併催する。
 来場者サービスとして、訪問日を事前に予約できる「アポイントサービス」を5月1日から開始する。これにより限られた時間内で効率のよい商談が可能となる。
 昨年は震災による節電対策のため閉館を午後4時に変更したが、今年は従来通り午後5時まで開催する。