【年頭所感】
主要事業を柱に業界の発展に寄与する
日本厨房工業会 谷口一郎会長

      谷口会長

 厨房はエネルギーと人・モノの流れが集中する建物の中の要とも言える空間であり、当工業会はこの重要な厨房を支えている会員企業の発展に寄与するため、厨房設備士の資格認定制度、業務用厨房設備機器基準、厨房設備機器展の開催、月刊厨房誌の発刊という主要事業を柱として、引き続き諸活動に取り組んでいく。
 厨房設備士の資格認定制度では、人手不足の問題にも対応し、より働きやすい厨房環境を作っていくためにも業務用厨房のプロフェッショナルの育成に取り組んでいく。
 厨房設備機器展においては、人手不足を補う効率化・省力化をテーマとしてセミナーの開催を行い、月刊厨房誌においても人手不足への対応とHACCPを始めとする安全安心について情報発信を行っていく。発足3年目となる「厨房女子会」はさらなる活動を実施し、業界内に働く女性のネットワークの形成に努め、業界の発展に寄与していく。
 昨年4月より公開した「業務用厨房熱機器等性能測定基準」は、ガス・電気に共通する初めての性能測定基準として、省エネルギー機器、高性能機器の開発が促進されることが期待される。業務用厨房設備機器基準とともに、工業会の使命である安全・安心の確保、環境の保全の上で重要な基準が揃うこととなり、説明会の開催など情報発信、活用促進に努めていく。