味の素グループは川崎工場（神奈川県川崎市）内にスープなどの製造・包装工場を新たに建設する。鉄骨６階建て。建築面積３万�屐�今月着工し、完工は2021年度上期を予定している。総額200億円を投じてＩＣＴ・自動化を進め、最新鋭の工場を建設する。
味の素の製造事業の一部とクノール食品、味の素パッケージングを統合した「味の素食品」が来年４月に発足するが、クノール食品の川崎事業所（川崎市高津区）も当初計画通り高津工場として新会社に移管する。これによってフレキシブルな生産対応力を高め、またＩＣＴ・自動化の活用と併せて生産性を現在の約２倍にするという。
味の素は中期経営計画（2017〜2019年）で国内生産体制の再編を重点戦略に掲げ、総額400億円を投じて生産拠点の集約・再編を進めている。三重工場ではすでに味の素パッケージング関西工場の製造・包装機能を移管し、約150億円を投じて調味料などの製造・包装一貫生産の新工場建設を進めている。完工は2019年度下期の予定。