IoT利用向け、低消費電流の通信モジュール

 KDDIは法人向けに、3GPP標準規格のLTEカテゴリー1に対応した、IoT利用に最適な小型LTE通信モジュール「SKM32」の提供を8月31日開始した。

        SKM32

 回路設計の見直しとファームウェアを最適化して、消費電流の削減を追求。現在国内で販売されているLTEカテゴリー1対応の通信モジュール中で、最も低い消費電流を実現した。
 通信時以外は送受信回路への給電を止め、必要最低限の回路のみ給電することで、動作電流を通常待受時の0.03%に抑えるKDDI独自の低消費電流機能「RTCアラーム」を搭載しており、単三電池2本分で10年以上駆動する。
 従来の3G通信モジュールと同形状。「モジュールブラケット01」を組み合わせて利用すると、別サイズの3G通信モジュールとも同形状になり、従来製品を利用しているユーザーが移行しやすい。
 これまでのLTE通信モジュールではアンテナが2本必要だったが、アンテナ1本で利用できるので、従来よりも組み込み機器が小型化でき、2本目のアンテナ購入が不要になる。
 セイコーソリューションズ、チップメーカーと共同開発した。オープン価格。