十勝工場にモッツァレラチーズのライン新設

         明治の十勝工場

 明治は十勝工場(北海道芽室町)に自社初のフレッシュモッツァレラチーズの生産ラインを新設し、このほど生産を開始した。

 明治グループは、長期的な企業価値向上の実現をめざす「明治グループ2026ビジョン」を策定しているが、チーズ事業は将来的にトップシェアを狙う「成長領域」と位置づけている。国内のチーズ市場は年々伸長しており、2019年度の国内チーズ消費量は過去最高となっている。中でもフレッシュモッツァレラの市場規模は年々拡大しており、2019年度は2012年度比で約170%と大幅に伸長している。

 明治は新たなナチュラルチーズとなるフレッシュモッツァレラチーズを展開するため、約30億円を投資した。

 「明治北海道十勝生モッツァレラ」は北海道産の生乳のおいしさを最大限に引き出す製造方法でミルク感にこだわった。包材はモッツァレラチーズをいつも新鮮な状態を維持できるよう、遮光性に優れたアルミ蒸着フィルムを採用した。

 北海道や関東、関西エリアで9月28日から先行発売する。

北海道産の生乳を100%使用したフレッシュモッツァレラチーズ