鹿児島志布志に産地型冷蔵倉庫
自動倉庫と急速凍結庫導入、2021年完成
福岡運輸ホールディングス（富永泰輔社長）は同社グループ初の自動倉庫と急速凍結庫を備えた冷凍冷蔵倉庫「福岡運輸�蠧邏綵Ｊ�流センター」を鹿児島県曽於郡大崎町と志布志市有明町をまたがる土地に2021年９月完成する。同センターは、牛・豚など畜産物を主に受託し、地域産物の輸送効率化と安定供給に貢献する拠点とする。
大崎町の東靖弘町長、志布志市の下平晴行市長ら来賓のほか、富永社長とグループ関係者らが参列し、地鎮祭を８月19日に執り行った。
敷地面積１万9040�屐�延床面積１万1540�屐�鉄骨造２階建、計13バース。完成すると、九州で同社グループ４カ所目の冷凍冷蔵倉庫となる。
富永社長は「南九州地区でさらなる物流の効率化と物流品質向上を図るため、冷凍冷蔵倉庫を鹿児島に建設する」と説明している。
近隣にはニチレイロジグループや横浜冷凍などが産地型冷凍冷蔵倉庫を構えている。
福岡運輸南九州物流センターの完成予想図
北九州市の新「冷凍冷蔵倉庫」、稼働開始
福岡運輸グループの九州の既存拠点は佐賀県基山町、鳥栖市、福岡県北九州市にある。
北九州市の冷凍冷蔵倉庫「北九州営業所」は６月に新設した。鉄骨造２階建、敷地3000坪、建築面積570坪。冷凍庫147坪、チルド庫と荷捌き場で計323坪。ドックシェルター21基を完備し定温環境下で荷役を行っている。
全国をつなぐ幹線輸送と北部九州・山口のエリア物流を担っている。
北九州営業所にグループ会社の菅原運送が７月入居した。さらに福岡運輸システムネットが10月に入居し、グループシナジーを追求する。