カジワラはサニタリー性を向上させた「レオニーダー」の新機種をFOOMA会場で発表する。本格的な炒め感を再現する「連続炒め機RFT」、多工程をワンバッチ処理可能な「斜軸撹拌機クッキングミキサーOAM」なども出展する。
焦げ付き防止、共回り・ダマ解消、生産時間短縮に効果を発揮する「新型加熱撹拌機アルファ(α)シリーズ」、幅広い用途で活躍する「卓上加熱撹拌機KRシリーズ」などの好評機器も紹介する。
「レボルパンRFNDα」で、具材入りの焼きそばを実演し、炒め感や火通りの良さ、生産時間の短縮、生産品の保形性などをアピールする。
鉄板調理の本格的な炒め感を再現できる連続炒め機。食材への火通りがよく短時間で高温域まで品温を上昇させ、ドラム内に水蒸気がこもらないため、食感良く仕上がる。ドラムの傾斜角度・かきとり羽根の回転速度を変えることで炒め時間を調整し、生産品に合わせて最適な炒め感を実現する。チャーハン、焼きそばなど保形性を重視した炒め調理も、落下距離を短くすることで対応できる。
連続炒め機RFT301
斜軸撹拌により、液状のものから固液混合物、粘性の高いペースト状食品まで、上下左右の撹拌・混合を効果的に行なう。缶内に菌溜まりがなく衛生的。斜めの軸という構造上、センサーやハイテク機器、オプショナル機構の組み込み搭載が容易、目的に適した自動制御ができる。
「なでつけ」と「かきとり」を交互に繰り返す独自の撹拌で、焦げ付きやすい食材でも釜内面に焦げを発生させない。固まりやすい食材はほぐしながら、共回りすることなく混合できる。食材を焦がさず加熱・撹拌することで生産時間を大幅に短縮し、品質を向上、歩留りをアップする。加えて、羽根の裏面のガリが発生しないため、ガリが製品に混入するという心配がなく、焦げのない釜内面とともに清掃がずっと容易となり、排水負荷も軽減される。
コンパクトな設計とシンプルな構造で、取り扱いと清掃が容易に行える。大気圧・真空下での分散・乳化・冷却・保温の一連の工程を担い、スケールアップ時に必要な生産シミュレーションができる。少量試作にも適している。グラフィックパネルに表示される情報は、タブレットやスマートフォンでモニタリングが可能(オプション)。缶体容積別の生産機も展示する。
IHのため、トロ火から強火まで火加減が自在、しかも正確な温度調節が可能。生火を使用しないため、安全で、しかも作業環境が暑くならない。サンプル実演機として、研究室の試作用、工場の少量生産機、少量のあん・求肥・カスタード生産用、仕上げ場用など幅広い用途で利用できる。