前3月期大幅増収増益、子会社の設備工事が好調

 福島工業の前3月期業績は大幅な増収増益となった。売上高31.5%増620億4400万円、営業利益39.2%増61億6200万円、経常利益38.3%増66億5200万円、純利益45.1%増42億9300万円。
 冷凍冷蔵庫の売上げは10.3%増。省エネ設備への入替え需要によりスーパーマーケットの販売先が増加し、バックヤードなどへの売上げが伸びたことや、外食チェーン向けの販売が堅調に推移したことから汎用業務用冷蔵庫や製氷機の売上げが増加した。物流倉庫、流通センター、食品工場、コンビニベンダーなどで設備投資が進み、子会社高橋工業の衛生的なタンク式トンネルフリーザーの売上げも伸びた。
 設備工事の売上げは、4月からパネル事業のFSPが加わり、完全子会社となった省研の食品工場向けコンベアライン事業も6月から加わって、食品加工工場、流通センターなどへの大型冷蔵設備の販売を強化したことから67.0%増と大きく伸びた。
 今期は売上高2.9%減、営業利益12.7%減と減収減益を予想している。