パキスタンに育児用調製粉乳の製造、販売の合弁会社を設立

 森永乳業はパキスタンのICI Pakistan Limited社(ICI社)、Unibrands(Private) Limited社(Unibrands社)と育児用調製粉乳の製造、販売の合弁会社を設立する。
 新会社NutriCo Morinaga(Private) Limited(ニュートリコ モリナガ プライベート リミテッド(仮称))はパキスタンのラホール郊外に今年1月設立予定。資本金約33億円。出資比率はICI社51%、Unibrands社24.5%、森永乳業24.5%。2018年4月の事業開始をめざす。
 ICI社はパキスタンでポリエステル事業、ソーダ灰事業などを運営するパキスタンの大手化成品製造、販売の上場企業。
 Unibrands社は森永乳業の育児用調製粉乳を40年近く輸入販売していた。2014年にUnibrands社、ICI社、森永乳業が株主のNutriCo Pakistan (Private) Limited社(NutriCo社)に育児用調製粉乳事業を移管している。
 現在、森永乳業はNutriCo社を通じ、育児用調製粉乳の輸出、販売を行っている。合弁会社の設立でパキスタン国内の森永乳業ブランドの育児用調製粉乳の販売拡大をめざす。
 同社はパキスタン向けに育児用調製粉乳の輸出を1978年開始し、販売量は順調に増加している。同国の今後の経済発展や人口増加などを考慮すると、今後ますますの拡大が期待できる。