中国に液体調味料工場建設へ
ヤマキ（愛媛県伊予市）は来春、中国で業務用和風液体調味料事業に乗り出す。上海の現地生産法人が上海市松江工業区（上海味の素調味料工場敷地内）に新工場を建設する。生産開始は2014年５月を予定している。
工場の完成イメージ
新工場の敷地面積は3230�屐�小袋やペットボトルなど多様な容器形態の和風液体調味料を生産する。
同社は2008年から100％出資の販売会社を中国に設立し、削り節類やダシの素を販売してきた。同社によると、中国では日本食の浸透で市場が拡大し、高品質な和風の味を簡単に再現できるダシのニーズが、外食や惣菜、持ち帰り弁当といった中食事業者の間で急速に高まっているという。このため、ダシを効かせた高品質な液体調味料の需要があると判断し、現地で生産する体制とした。