農林中央金庫はこの10年以内に日本に滞在したことがある世界5カ国の外国人を対象に、日本の「食」に対する意識と実態を調査し、このほど結果を公表した。調査からは、あらゆる設問で「寿司」が1位を獲得し、外国人にも不動の人気だということがわかった。調査対象は米国、英国、仏国、中国、韓国の男女1200人。
滞在時に食べた日本料理は「寿司」(68.3%)が突出して多く、初めて食べた料理、最もおいしかった日本の料理でも「寿司」が1位(26.5%、19.4%)を占めた。
滞在時に食べた日本ならではの食材で最も多かったのは「わさび」(49.0%)。初めて食べた食材の1位は「松茸」(19.0%)だった。
印象に残っている日本の食事(食事マナー)についても聞いた。1位は「食前食後に挨拶をする」(50.9%)が半数を超えた。日本の食で驚いたこと・感心したことは「味がおいしい」(45.7%)が最も多く、「盛付けが美しい」(42.7%)、「メニューが豊富」(41.8%と続いた。
自国の日本食と日本で食べる日本食は「違った」(86.7%)と回答する人が多く、日本で食べた日本食のほうがおいしいは86.2%を占めた。日本食が好きな人の割合は94.1%と大多数に上った。
また、日本に行きたいと考える人も97.7%と多数を占め、何を食べたいかの質問ではやはり「寿司」(58.7%)が1位を獲得した。