ITフェアで最新動向を発信

 内田洋行は「内田洋行IT Fair2016」を東京都港区の明治記念館で10月27日開催した。
 有識者によるICTの最新動向、データ活用の具体例、先導的ユーザーの事例発表などの各種セミナーとさまざまな分野の展示を行った。
 セミナーは特別講演・基調講演、ワークスタイル変革、食品、物流、クラウド&ERP、データ活用のテーマ別に、24の講演を行った。
 食品分野のセミナーではTPPの大筋合意の概説、義務づけに動き出したHACCP、日本発のFSMSの検討状況、拡充する食品表示法などについて日本食糧新聞社の伊藤哲朗氏が解説した。また、ビッグデータの活用事例として、気象予測データを活かした需要予測を用い、「製造」、「配送」、「販売」の全体最適化をめざす実証実験の結果を、プロジェクトリーダーである日本気象協会の中野俊夫氏が語った。ユーザー導入事例では下田商事、ロマンライフが成功実例などを発表した。
 食品と物流の展示ゾーンでは内田洋行の食品業界向けEPRパッケージ「スーパーカクテルデュオFOODs」、庫内作業・在庫の最適化を支援するWMS「スーパーカクテルデュオ物流」、キーエンスの文字認識機能搭載ハンディーターミナル、ヴォコレクトジャパンの音声活用ピッキングなどを展示した。