日新電機(京都市)は既存設備を活用した低コストの排水処理設備「ハイキューブシステム」を提案している。
ハイキューブは天然火山灰をブロック状に加工した高性能接触材。表面に微生物膜が付きやすく剥離しにくい素材で、接触曝気することで排水中の有機物を分解する。
既存の排水処理槽にハイキューブを入れるだけで、処理能力が150〜200%向上する。また、発生する汚泥の量が半減し、汚泥処理にかかるコストを低減できる。良好な好気状態を維持することで、臭気の発生が少ないのも特徴。通常の浄化設備に比べ電気代がかからないためトータルパフォーマンスは50%アップするという。
天然火山灰をブロック状に加工