北米「牛角」事業を子会社化

 コロワイドと連結子会社のレインズインターナショナルは、米国やカナダで「牛角」業態の直営・FC事業を運営するReins International(USA) Co., Ltd.を子会社化する。株式取得日は16日の予定。
 Reins Internationalは米国カリフォルニア州に第1号店を2001年に出店後、米国やカナダに「焼肉」カルチャーを着実に浸透させ、現在では、米国に35店舗(直営・FC)、カナダに4店舗(FC)を展開している。
 北米エリアでの出店余地は引き続き大きいとみられるため、Reins Internationalの子会社化により同社グループの海外展開を一層強化する。
 また、Reins Internationalは米国・カナダでのライセンシーとして、独自に「牛角」店舗を運営してきたが、グループ化後は「牛角」事業のライセンス提供に留まらず、レインズも含めたグループから様々な知見・ノウハウと経営資源を調達し、直営店舗の出店を加速するとともに、フランチャイズの拡大に向けて早期に運営組織の充実ができるとみている。
 将来的には、同社グループの他の中核ブランドについても、Reins Internationalを通じ、北米展開を検討する。

 同社グループは「外食日本一企業の実現、そしてグローバル外食企業へ」という長期ビジョンの下、近年では、戦略的な業態ポートフォリオの再構築に取り組み、コアブランドへの業態集約や、レストラン業態の売上高比率70%以上を達成してきた。グループは新中期経営計画「レボリューション2016」に基づき、事業の継続的成長と収益力の強化に向けて各種取り組みを行っており、中核ブランドの海外展開は成長ドライバーとして重要な役割を担っている。