愛知の瀬戸ＰＣ稼働、精肉・鮮魚加工を集約
ユニーは愛知県瀬戸市の瀬戸プロセスセンター（ＰＣ）がテスト稼働を開始したと、このほど発表した。６月から本格稼働する。中京・関西エリアと長野県下のアピタ（総合小売業）、ピアゴ（スーパーマーケット）全143店に配送する精肉・鮮魚加工を集約する。
瀬戸プロセスセンターの外観
鉄骨造地上２階建て。延床約１万1000�屐�精肉は牛・豚・鶏・挽き肉を加工する。鮮魚は生食、塩干、解凍魚類の小分け作業、煮魚・焼き魚の下処理。本格稼働開始後は１日当たり約８万2000パックを生産する予定。加工した商品は併設している低温物流センター経由で各店舗に配送する。
現状は各店舗が原料をパーツごとに発注し、取引先からユニーの低温物流センター経由で各店舗に配送、店舗で加工しているが、精肉・鮮魚の原料仕入れから加工までをＰＣ処理に集約することで、店舗作業を軽減し、同時に原料一括仕入れにより原価の低減を図る。
瀬戸ＰＣは、山梨・静岡県の店舗を対象とした牧之原ＰＣ（静岡県牧之原市、2010年稼働）、関東エリアと福島・新潟県の店舗を対象とした関東ＰＣ（群馬県邑楽郡、2014年稼働）に続く３拠点目のＰＣ。瀬戸ＰＣが本格稼働すれば、カバー店舗は全216店と全店舗の９割となる。
鮮魚盛付室