ＪＡ全農、養豚トレーサビリティーシステムを富士通と開発
全国農業協同組合連合会（ＪＡ全農）は「養豚トレーサビリティーシステム」を富士通とこのほど共同開発した。生産過程の効率化、消費者への情報開示のために必要なデータを一括管理する点など、世界初という。
このマネジメントシステムは豚の耳に取り付ける耐久性ＩＣタグがコアテクノロジー。�。稗垈宗複稗奪織亜砲砲茲蠧攬貽�ごとの固体別生産履歴を管理、�■稗奪織案匹濕茲螢▲鵐謄覆鯣�えた体重選別装置と連動し体重を自動的に記録、�Ａ看世陵榮收源佐浜�ソフトと連動し出荷成績データを管理分析――の３つのシステムで構成している。
ＪＡ全農は４年を費やし、国産畜産物のブランド力強化と国内養豚生産の効率化を目指しシステムを開発した。
畜産生産部の齊藤良樹推進・商品開発課課長は「安心の架け橋となるべく開発した」と語る。秋田県の大規模養豚生産者が今年４月から採用し、成果をあげたことを受けて公表した。
養豚トレーサビリティーシステムの導入効果として次の３点をＪＡ全農はあげている。�．轡好謄爐砲茲觚賃隆浜�で間違いのないトレーサビリティ情報を消費者に提供できる、�∪鍵蘊�況のリアルタイムデータが自動取得できるため経営判断のスピードアップが可能、�Ｈ邂蘰擇慮蚤隆浜�により在庫管理が高度化し、近年農業分野で注目されるＡＢＬ（流動性の高い資産を担保として借り入れを行なう方法）による資金調達力を強化できる。
豚の耳に取り付けるICタグ