日清製粉は福岡市からの企業誘致を受けて福岡市中央区の須崎埠頭に製粉工場(生産能力日産520t、2ライン)を2014年春に建設する。
九州地区は鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)と筑後工場(福岡県筑後市)の2工場体制で、両工場とも内陸部に位置するため製造コストが割高となっており、ローコストオペレーションの構築が課題となっていた。
須崎埠頭は海外からの小麦輸入の九州における主要拠点であるとともに、今後の穀物船の大型化を見据えた港湾の整備が進められており、製粉工場建設に最適な立地であると判断した。
「新工場を2014年春に建設。同時に鳥栖、筑後の両工場を閉鎖することで集約による生産性向上を実現し、国際的なコスト競争に打ち勝つ体制を築く」(同社)としている。