ジャパンパック、前回上回る規模で開催
（一社）日本包装機械工業会（大森利夫会長＝大森機械工業社長兼CEO）はジャパンパック（日本国際包装機械展）を東京ビッグサイトで10月３〜６日開催する。
包装を軸に製品の製造から流通までを網羅した包装関連の日本最大級の展示会。テーマは「新しい包程式、ここに集まる。」。前回実績を上回る国内外439社が2338小間に出展する。
2015年の会場の様子
８月30日開催した記者発表会で輿水博実行委員長（横浜自動機社長）は「包程式は造語だが、包装を軸に製品の製造から計量・流通までの全ての工程を効率的、有機的に組み合わせて多種多様なイノベーションが生まれることを表した」と解説した。
出展傾向は�／邑�減少に対応する自動化の提案やライン化�⊂�子高齢化社会に対するユニバーサルデザインや操作の容易化��コスト削減のための小型化と省スペース�ぅ汽好謄淵屮觴匆颪帽弩イ垢訃淵┘諭�省資源�タ�品の安全・安心を追求――した展示が増えたこと。「包装関連業界では包装機械やその周辺装置をより自動化するといったニーズが増えており、今回の出品傾向にもそれが読み取れる」（事務局）。
機器単体の出品ではなく、周辺機器との組み合わせでライン化し、省人化を提案する出品者も増加傾向にあるという。
同工業会の50周年記念コーナーイベントなど新たな企画にも力を入れる。就活サポートコーナーは今回初の新企画。来場した就学生に出展企業のパンフレットなどの情報を提供し、入場証に「就活シール」を貼ることで、出展社との交流促進を図る。
講演関係は例年以上に増やした。基調講演や特別講演、プレゼンテーションセミナーなど39のセミナーを開催する。
恒例となった「JAPAN PACKアワード」は出展機器の中から新規性、独創性、安全・衛生性などを審査し表彰、展示会で公開する。展示会初日の午後６時から台場のヒルトン東京で表彰式を行う。好評を得ている「包装相談・包装サンプルコーナー」は今回も継続する。
来場者は５万人を見込んでいる。「従来の延べ人数ではなく、１人が数日にわたり来場しても１人にカウントする方式に変更した。実質的には来場者が増えると見込んでいる」（事務局）。８名以上の団体の事前登録は代表者１名が行えば、他の人は登録不要にするように簡素化した。