テトラパックはサトウキビから作られた高密度ポリエチレン製キャップ「ライトキャップ30」を世界で発売する。日本での発売は未定だが、同キャップを使用したテトラ・ブリック・アセプティック・エッジ容器をノルウェーの乳製品会社ティーネが欧州で初めて採用した。
サトウキビの抽出液を発酵させ、蒸留してエタノールを作る。脱水工程を経てエタノールをエチレンに転換し、それを重合してポリエチレンを生成し、キャップの製造に使用する。
ティーネのブランド「ピアノ(Piano)」のバニラソース、「ティーネ(TINE)」のアイスコーヒー、アイスティーやチョコレートミルクの容器に採用される。テトラ・ ブリック ・アセプティック・エッジ容器は従来から原材料の約75%が再生可能資源だが、バイオ素材のキャップが登場したことで、容器の環境特性をさらに向上できる。