川崎第三物流センター、免震構造や環境配慮の設備導入
マルハニチロ物流（東京豊海、川文人社長）が川崎市の東扇島に建設していた川崎第三物流センターが24日竣工した。
同社は東扇島に約３万4000ｔの川崎第一、超低温〜チルド帯に対応する川崎第二（約３万ｔ）と２つの物流拠点を持つ。川崎第三の完成で保管能力は９万ｔに拡大する。東扇島全体（約90万ｔ）のおよそ１割を占める。
想定される貨物は主に冷凍食品。「地区３センターの機能をうまく活用し、多温度帯での対応や、通関〜保管〜配送といった一貫物流と、ニーズに応える体制を整える」（保本洋之所長）としている。
免震構造や環境配慮の設備を盛り込んだ川崎第三センター
建物は免震構造。環境、省エネ面では太陽光と蓄電システムを採用。０℃〜５℃帯の荷捌き場には陽圧空調システムを導入し、品質保持にも力を入れた。冷媒は自然冷媒のアンモニア＋ＣＯ２。
東京、横浜という大消費地に挟まれた東扇島にあって、川崎第三物流センターは川崎港コンテナターミナルに近接、首都高湾岸線のインターも近い抜群のロケーション。2018年度には東扇島と水江町に新たな臨港道路（橋）も開通する。
敷地面積１万7500�屐�延床面積２万3000�屐■丕談反鵡渋ぃ騎�建てと平屋。保管能力はＦ級２万7637ｔ、Ｆ＆Ｃ級913ｔの計２万8550ｔ。移動ラック7400パレット分。エレベーター１基、垂直搬送機６基、バース数37基。建設工事は東亜建設工業、冷凍設備工事は前川製作所。