パックセンターを鹿児島に新設
来年6月開設、地域産物を取り扱う

 横浜冷凍は鹿児島県志布志市の志布志物流センター敷地内に「志布志農産品パッキングセンター」(仮称)を来年6月新設する。この南九州大隅地区は北海道に匹敵する農産品の生産エリアであり、保管・凍結・選別作業を一体で手掛ける施設のニーズが高まっている。そこで、同社は地域密着型のパッキングセンターを、約5億円をかけて構え、ごぼうやじゃがいも等の地域農産品の保管・凍結・選別作業ニーズに応える。コンシューマーパッキングまで手掛ける予定という。
 12月9日着工し、来年5月31日に工事完了する。環境負荷の低減を考慮した新設計画で、例えば倉庫内は全館LED照明を使用する。LED(発光ダイオード)は蛍光灯に比べて消費電力が約2分の1から4分の1であり、省エネ効果が高い。全館をLED照明とするのは同社初の試み。

 施設概要は次の通り。
 ▽所在地=鹿児島県志布志市志布志町志布志3294−7▽構造=鉄骨造(平屋)▽規模=建築面積約750坪、敷地面積約3000坪▽収容能力=3014t(F級924t、C&F級1597t、C級492t)▽凍結室=2室(24t/日)▽自動計量選別機=1台(5t/日)