高感度の放射性物質検出器導入、品質保証を強化
フジッコは原発事故以降、放射性物質測定装置を導入し、放射性物質の測定を自社で行なってきたが、より高感度の測定装置をこのほど導入し、品質保証体制を強化した。
左側の緑色の装置が、鉛の遮蔽体でその内部に
検出器を設置。机上の機器は、検出器から来た
信号を処理する装置と、各核種ごとに放射線濃度
を計算するコンピュータ
同社は放射能汚染への対応として、産地の確認を徹底し、出荷制限対象原材料をしないことで安全性の確保に努め、５月から放射性物質測定器（Ｎａ�汽轡鵐船譟璽轡腑鵐機璽戰ぅ瓠璽拭砲鬘澗翔各�し、厚生労働省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づいて、原料や使用水の測定を毎日行なっている。
自主検査と並行して外部検査機関による感度の高い検査も実施。消費者から問い合わせの多い原料原産地、昆布の収穫年度、工場の所在地に関してはＨＰで開示している。
自主検査では、より高感度の放射性物質の測定が可能となるゲルマニウム半導体検出器を11月15日に導入。従来、外部に依頼していた高感度検査が、自社でタイムリーに検査できるように強化した。原料や使用水の検査に加え、消費者の不安を解消するため最終製品の検査も開始しており、放射性物質の検査結果に関してはＨＰで随時開示している。