タイのプロパック、日本企業が多数

 食品加工と包装機器・資材の展示会プロパック・アジア(ProPack Asia2012)がタイ国バンコクのBITEC展示場で先月13〜16日開催された。

イシダのブース

 イシダ大和製衡などのコンピュータスケールや、産業用ロボット、スライサーなど日本の食品機械メーカーが数多く出展した。日本にも販売拠点を持つアーシェル社イントラロックスなどアジア市場を狙う海外企業が数多く出展した。
 今年からタイに事務所を設置して本格的に現地サービスを開始したイントラロックスは各種プラスチックベルトの搬送システムを出品した。

イントラロックスのブース

 「これまで連続して出展していた当社のOEM生産企業の話では、今年は例年より来場者の数が多く、質もいいとのこと。来場者の目を引いたのは自在にコンベアーを組めるアクティベイテッドローラーベルトシステム。商談が多かったのはプラスチック一体成型のサーモベルト。スパイラルシステムも興味を持ってもらった。圧倒的に鶏とシーフード関係の来場者が多い。当社はこれまでもディストリビューター経由で製品を供給してきたが、今年からタイ人のマネージャーを雇用してソリューション対応の相談も受けるようにしている」(同社)。
 タイは今年4月から最低賃金が4割アップし、機械による省人化が食品産業の課題の一つとなっている。
 プロパックには1000社以上が出展、約3万5000人が来場した。

ジャパンパビリオン