JFEエンジニアリングのグループ会社Jファームは、苫小牧市のスマートアグリプラントで生産した高糖度トマトの販売を香港で開始した。
香港での試食販売の様子
香港「YATA(一田)」觀塘かんとう店で糖度10以上の高糖度トマトのプロモーション販売を3月17〜20日に行ったところ、試食した利用者から「おいしいので引き続き購入したい」という要望が多かったため、3月22日から同店で常設販売を開始した。
香港の野菜自給率は1割以下で、流通する野菜は大半が中国や米国からの輸入に頼っている。日本からの輸入も多く、日本産野菜に対し、「おいしい」、「安全・安心」という理由から富裕層を中心にニーズが高まっている。
Jファームはシンガポール明治屋で高糖度トマトを2015年4月から販売しており、利用者から好評を得ている。
JFEエンジニアリングとJファームは、生産した高糖度トマトを自社ブランドである「レッドジュエル札幌」として販売している。「今後もこのような高付加価値品種を国内外に販売するため自社プラントで安定的に通年生産し、最先端の技術を使ったスマートアグリプラントの拡販を推進したい」としている。