経済産業省と国土交通省は物流分野の地球温暖化対策として、特に顕著な功績のあった取り組みに対し、大臣表彰・局長級表彰を行う。優良事業者の募集を開始した。
募集期間は9月6日まで。受賞者は12月に開催する「グリーン物流パートナーシップ会議」の表彰式で、取り組み内容を発表する機会が与えられる。共同事業事業者も同時に表彰する。
応募資格は荷主と物流事業者のパートナーシップにより実施した物流の改善方策を通じ、CO2削減効果があった事業者であること。
選考基準はCO2排出削減量・削減率、政策的評価(事業の新規性、創造性、困難克服性、波及効果など)を総合的に判断する。
「グリーン物流パートナーシップ会議」は物流分野のCO2削減のため、荷主となる企業と物流事業者とのパートナーシップによる取り組みや、物流システムの改善を推進しており、7年前に発足。現在3200以上の企業、団体、個人が参加している。
この会議では、物流活動を縮小させず、市場メカニズムを活用しつつ、企業が自主的に取り組み意欲を醸成する方向で、物流分野の地球温暖化対策を考えている。産業界と物流業界の幅広い参加を得た社会運動として優良事業者を募る。