「加熱・冷却乳化機Σ」など出展、品質の向上と省力化に寄与

 カジワラ(梶原工業)はFOOMAに「コク味あんユニット」、「かた煉り加熱撹拌機αシリーズ」、「電気式たい焼き機」などの新製品を始め、「加熱・冷却乳化機Σ(シグマ)」、「回転炒め機レボルパンRFND」、「卓上加熱撹拌機KRミニIH」などを展示する。

「加熱・冷却乳化機Σ(シグマ)」

 テーマは「生産性向上」と「作業環境改善」。品質の向上と省力化に寄与するシステムを数多く出展し、パネルや映像を使って機械の特徴と魅力を紹介する。
 「コク味あんユニット」はあん粒子を壊すことなく、小豆の皮を微細に粉砕して、まろやかなペースト状のあん(コク味あん)に仕上げる装置。皮の廃棄費用がなくなるなどのメリットがあるだけでなく、豆煮から渋切り・本炊き・蜜漬け・粉砕・あん煉りまでの全工程を1つのユニットで行うことができ、イニシャルコストが大幅に削減できる。皮を含んだコク味あんはエコでヘルシーな商品という差別化にもつながる。
 「かた煉り加熱撹拌機αシリーズ」は水分の少ない食材など焦げやすい食材を焦がさず加熱・撹拌することで品質の向上と、生産時間を大幅に短縮する。「なでつけ」と「かきとり」を交互に繰り返す独自の仕組みで実現した。