高齢者向け配食サービス開始、日産2万食の工場も

 ベネッセホールディングスは在宅高齢者向けの配食サービスを来年4月に始める。子会社のベネッセスタイルケアが給食事業を手がけるLEOCと合弁会社を設立する。2015年度以内に都内20拠点での展開をめざし、1日約2万食を生産できる工場建設を予定している。
 合弁会社は「ベネッセパレット」。新サービス「ベネッセのおうちごはん」は月曜から金曜日までの5日間、毎週日替わりの夕食弁当を提供する。ベネッセスタイルケアは240カ所の介護付き有料老人ホームを展開しているベネッセグループのシニア・介護事業の中核企業。LEOCは病院・社会福祉施設などのフードサービスを手がけている。
 配食サービスは来年4月、東京都世田谷区の2拠点(「用賀・桜新町・深沢など」、「松原・梅ヶ丘・赤堤など」)から開始。提供メニューは1食600円前後が2種、700円前後が1種の計3種。5日間か1カ月単位で申し込む。1カ月の場合は5回まで変更・キャンセルができる。
 2015年度以内に都内20拠点での展開をめざし、1日約2万食を生産できる工場建設を予定している。将来的には1都3県に事業を拡大する。