FOOMA ６月13〜16日、ビッグサイトで
日本食品機械工業会（林孝司会長）は「FOOMA JAPAN2017 国際食品工業展」を東京ビッグサイトで６月13〜16日開催する。
今回のテーマは「食の未来への羅針盤」。
海内委員長（右から２人目）、増田副委員長（同３人目）、
南副委員長（左端）と鈴木専務理事
展示会実行委員長を務める海内栄一副会長（花木工業代表取締役）は４日都内で開いた記者説明会で「食品製造プロセスの全ての分野を網羅するアジア最大級の食の技術の総合トレードショウ。10万人規模の来場者を誇り、アジアをはじめ、海外からの来場者も増加傾向にあり、一層注目を集めている。食品産業の生産性向上、高効率化・高品質化のための技術、自動化、省人化を図るロボット技術など、最先端のテクノロジーを通じて、食の未来への道筋を提示していきたい」と意気込みを示した。
また、「新製品、新技術の発表と情報交換の場として関係者からの期待が高い。最新の食品機器の実力や進化をいかんなく発揮する舞台として、ビジネスのさらなる飛躍に貢献したい」と語った。
40回目の今回は、より多くの企業に出展機会とビジネスチャンスを提供するため、ビッグサイトに新設した東７〜８ホール、合計約１万5000�屬魏辰┐禿玄┣饐譴�1.3倍に拡大する。
食品製造プロセスの自動化・効率化、ロボット技術やビッグデータを活用した品質管理、IoT活用の効率的な生産システムなどを展示し、普段目にすることができない実機のデモンストレーションやパフォーマンスなどで製品やサービスをわかりやすく紹介する。
来場者に役立つ情報を発信
展示と併行して多彩な行事を行う。
「ビジネスフォーラム」では日本酒「獺祭」の旭酒造（株）の桜井博志会長が「ピンチはチャンス〜酒造りから海外進出、ブランディングまで〜」をテーマに講演する。来場者だけでなく、出展者も参加できるよう配慮し、開始時間を展示ブース閉館後の午後５時としている。
特別講演会では「自社の魅力をJAS規格でアピール〜新たなJAS規格の活用法〜」と題し、農林水産省食料産業局食品製造課食品規格室の松本修一室長がJAS規格の活用アイデアについて事例などを紹介する。
産学官の交流の場「アカデミックプラザ」では、国内外の66の大学や研究機関が研究成果の発表や、ポスターセッションを行う。海外研究室には通訳を配置しており、研究者と言葉を気にせず意見交換できる。
輸出・投資など日本企業の海外進出を支援する「グローバルスペース」には世界13カ国から15の駐日大使館、機関・団体などが出展し、有力市場の動向や投資環境など、最新情報を提供する。今回は日本貿易振興機構、日本アセアンセンターなどが「海外市場・進出相談コーナー」を新設し、海外進出を図る企業を一体となってサポートする。
「出展社プレゼンテーション」、「EHEDGセミナー」、「AIB FOOMA特別講演会」、「日本食品工学会フォーラム2017」など情報収集のための様々な機会を提供する。