ジャパンパック開催迫る、出展社20年ぶりに400社超え

 包装機械・技術の専門展「JAPAN PACK2015(2015日本国際包装機械展)」の開幕が目前に迫っている。13〜16日の4日間、東京ビッグサイトで開催。テーマは「包む世界 みつける愉しみ」。前回を大幅に上回る国内外412社2277小間の規模で開催、関係者の期待が高まっている。

Face to Faceで実機を見ながら商談できることがジャパンパック
の魅力(写真は前回=2013年=の様子)

 包装機械を中心に、食品製造から包装(計量、充てん、小箱詰、ラベル貼、バンド掛、検査、運搬)工程までの機械やシステムを集結したアジア最大の包装機械展示会。30回目の節目となる今回はより高度な包装技術が求められる「医薬・化粧品関連機械」ゾーンを新たに設け、産業界のニーズに応える。
 400社を超える開催は20年ぶり。実行委員長を務める神谷泰仁マキー・エンジニアリング社長は「インターネットなどにより情報のアプローチが容易になっているが、Face to Faceで実機を見ながら商談、あるいは比較検討できる当展示会は、関係業界から有用性を再認識されている」と語っている。
 併催行事も充実している。第30回展の特別企画としてアメリカ包装・加工技術協会(PMMI)会長とイタリア包装機械工業会(UCIMA)副会長を招へいして記念講演会を開催する。
 またゾーンごとの講演会や出展社プレゼンテーションの開催、定評のある相談コーナーの設置など様々な企画を盛り込み、包装ユーザーが抱える“諸問題の解決の場”を提供する。
 前回のJAPAN PACK2013の来場者はおよそ9万6500名。今回は国内外から10万人を超える来場者を見込んでいる。最先端の製品、技術、情報とユーザー・バイヤーが集結するビジネス創出の場として期待が高まる。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2015年10月7日号掲載