蒸発量・ボイラ効率とも最大規模、ガス焚き貫流ボイラ

 サムソンはガス焚き貫流ボイラ「Les−3000EP」を開発し、4月1日発売した。毎時3000kgの蒸発量とボイラ効率98%を実現。ボイラのシェアが高い食品関連や製造業全般に幅広く売り込む。

   Les−3000EP

 毎時3000kgの蒸発量は国内最大級という。大容量化しても高耐久性を維持する丸型缶体と、熱吸収量を高めた新型のフィン付き水管などでボイラ効率は98%。バーナーも大阪ガスと共同開発した「先混合方式超低NOX(窒素酸化物)バーナー」を採用した。低負荷領域での運転効率を5〜7%向上させる。
 乾き度の高い蒸気は保有熱量が多く、燃費費を削減する。独自の連動水位防御システムを進化させ、低〜高負荷運転全域で高い乾き度の蒸気を安定供給する。