川崎市東扇島に９階建て物流施設、冷凍冷蔵に対応
物流不動産開発のＥＳＲ��（東京都、スチュアート・ギブソン代表取締役）は冷蔵倉庫のメッカ、神奈川県川崎市東扇島に敷地面積７万7725�屐複暇�3512坪）、延床面積34万9003�屐�10万5573坪）の９階建て、冷凍冷蔵対応のマルチテナント型物流施設「ＥＳＲ東扇島ディストリビューションセンター」をこのほど竣工した。冷蔵冷凍、ロボティクス、ハイスペックの物流システム導入を前提に、高圧電力供給などに対応している。免震構造。設計は東急建設、タカトタマガミデザイン、渡辺美緒デザイン事務所。施工は東急建設。
ＥＳＲ東扇島ディストリビューションセンターは同社国内30件目、神奈川県内で７件目。川崎市東扇島に２期棟も計画している。
ＥＳＲ東扇島ディストリビューションセンターの外観
48テナントに分割できるマルチテナント型
１階は冷蔵冷凍ニーズに対応できるよう有効高6.5ｍ・床荷重２t／�屬箸掘■押腺験�は有効高5.5ｍ（８階5.5〜8.5ｍ）、床荷重1.5ｔ／�屬魍諒櫃靴拭Ａ干�で2.5ｔフォークリフトが走行可能。柱スパン（間隔）は間口11ｍ×奥行き11.25ｍ。５〜８階はスプリンクラー設置により１防火区画を3000�岼米癲閉名�1500�岼米癲砲之狙�し、壁が少なく、柔軟にレイアウトできる。８階は柱本数が少ないワイドスパンで保管効率が非常に高い。最小賃貸区画約1480坪、各階最大６テナント、計48テナントに分割できる。一部テナントは決定済み。
45フィートのコンテナトレーラーも走行できる上り下り専用ランプウェイを結ぶ中央車路で２〜９階の各階にアクセスできる。
ランプウェイの壁面緑化や照明演出にもこだわった。壁面のロゴやテラスのオブジェは、羽田空港に離発着する飛行機や対岸からの視認性も計算した設計。また同社として初めてカーテンウォール（ガラスの壁）を採用した。
休憩ラウンジ充実、ボーリングレーンも
川崎駅とセンターを結ぶ送迎バスや託児所、ガーデン空間、アメニティ施設を備えているのも特長。休憩ラウンジ３カ所、24時間営業売店、バーカウンター、プライベートダイニング、ボーリングレーン、マシンジムがある。ドライバー用休憩室、シャワー室、トイレ、コインランドリー等も１階にある。
ＢＣＰ（事業継続計画）対策として非常用自家発電機を備え、停電時でも防災センター機能、事務所の照明・コンセントと倉庫の照明、荷物用エレベーターの一部、給排水ポンプ等が72時間使用可能な保安用電源を確保できるようにしている。
建物屋上には太陽光パネルを設置し、2.5メガワット規模の自家消費型太陽光発電所を稼働させる計画。