完全ハラル対応の蘭州ラーメン店をオープン
味蘭牛肉麺は池袋駅から徒歩数分
東方商事�蝓丙覿霧�越谷市、玉山代表）はハラル対応の本格的な蘭州ラーメン店「味蘭（あじらん）牛肉麺」をラーメン激戦区の東京池袋に２月28日オープンした。蘭州ラーメンを提供する店は都内に10件以上あるが、「ノーポーク」、「ノーアルコール」に徹底してこだわり、完全なハラルメニューを提供する店は初とみられる。ハラルビジネスを支援する（一社）ハラル・ジャパン協会（佐久間朋宏理事長）がアドバイザーを務めた。
関係者向け試食会と記者発表を27日行った。看板メニューは店名と同じ「味蘭牛肉麺」（商標登録申請中）。牛骨スープにスパイスをブレンドし、手打ち延ばし麺を入れて牛肉チャーシューや野菜、香菜を盛り付けた。牛肉は日本国産のハラルビーフを使用している。
玉代表は店を立ち上げた目的として�‖燭�の日本人に蘭州ラーメンのおいしさを知ってもらうこと、�∨�日ムスリム（イスラム教徒）に人気の高い和牛をハラルメニューで味わってもらうこと、�Ｃ啾泙紡燭�住む在日中国人に懐かしい祖国の味を気軽に食べてもらうことを挙げた。そのうえで「日本ムスリム協会にムスリムフレンドリーの認証取得を申請しており、安全で安心なハラルメニューを提供していく」と語った。
玉代表（左）と中国から呼び寄せた料理長
メニューは味蘭牛肉麺のほか、自家製肉まんや和牛・ラム串焼き、スパイシーチキンの煮込み料理、牛肉や玉ねぎを揚げパンで挟んだ中国風ケバブ（ロージャーモー）など約20品。鶏肉やラム肉もハラル処理している。
店員は中国から呼び寄せた料理長をはじめ多くがムスリム。店内に祈祷室を設けた。
玉代表は「池袋店を成功させて今年中に２号店を都内にオープンし、大阪や北海道にも出店したい」としている
蘭州ラーメンは牛骨スープと手打ち延ばし麺を使った中国料理。西北部の甘粛省蘭州が発祥地といわれる。ウイグル族や回族ら中国のムスリムが食べる「清真料理」の１つで、蘭州ラーメンを出す店は中国全土に広がる。
【味蘭牛肉麺 池袋本店】
東京都豊島区南池袋1-20-11 池袋第５ビル１階。11:00〜23:00、年中無休。味蘭牛肉麺880円、牛肉入り焼刀削麺980円、汁なしまぜ麺980円、自家製肉まん600円（３個）、味蘭スパイシーチキン煮込2480円、中国風ケバブのロージャーモー480円など（いずれも税込）。
看板メニューの味蘭牛肉麺
中国風ケバブのロージャーモー