冷凍弁当のネット直販に参入、全国送料無料
管理栄養士が健康バランスを考えた「まごころ
ケア食」は７食で3980円（税・送料込み）
高齢者向け配食サービスで急成長しているシルバーライフ（東京都新宿区、清水貴久社長）は冷凍弁当のネット直販を８月下旬から本格始動する。アマゾンで４月から先行発売してきたが、利用者の評価は高く「市場の存在と成長性が確認できた」（清水社長）として、アマゾンのほか楽天やヤフー、自社サイトをグランドオープンし、検索連動のネット広告を投下していく。
「まごころケア食」シリーズとして�〃鮃�バランス、�▲�ロリー調整食、�Ｅ�質制限食、�け�分制限食、�イ燭鵑僂�調整食、�Δ笋錣蕕�食の６コースを設定した。主菜１品と副菜３品の献立は管理栄養士が監修し、７食、10食、14食、21食セットで提供する。メーカー直販の強みを活かして、税込み・送料込みで3980円からと割安感を打ち出した。
清水社長は本紙の取材に対して「売上げ数値目標はあえて設定していない。ネット直販の知見がないため、まずは相場観を養う１年にしたい」と語っている。赤岩物流センター（群馬県邑楽郡）で冷凍保管できるが、当面は受注生産し、在庫は持たないという。
冷凍弁当事業はヨシケイや全国通販などのＯＥＭ生産が好調で、今７月期の中間決算は前期比47.6％増と大幅な伸びを示した。今回の直販用の冷凍弁当も同じ生産ラインを使う。工場は、高齢者施設向けに販売していた食材の小容量チルドパック詰めを廃止したことで生産スペースと人員に余力があり、受注量が増えた場合は生産ラインを増設することもできるという。