産業用センサメーカーのオプテックス・エフエーは、昨年10月3日から12月11日にかけて募集した「第3回 現場川柳」の受賞作品を発表した。
同社が定めた「センサ(10月3日)の日」を記念して企画した。ものづくりに関わる製造・開発設計・物流・営業などの現場にまつわる川柳を募集した。
大賞「デジタル化 遅れた社内は 紙ってる」
第3回の応募作品は「IoT」や「AI」など、デジタル化による革新が進むものづくりのトレンドを詠った作品が多かった。変化に乗り遅れた現場の様子を2016年の流行語で明るく揶揄した作品を大賞に選出した。
応募総数は7187作品。第2回の2倍以上の作品が集まった。
特別選考委員にコミックエッセイ「シブすぎ技術に男泣き!(中経出版)」などで知られる元エンジニア漫画家の見ル野栄司氏を迎え、社内選考委員とともに選考し、大賞1作品、優秀賞3作品、見ル野賞1作品、入賞10作品を選出した。
○大賞
「デジタル化 遅れた社内は 紙ってる」 (キング・コングゥ?さん)
○優秀賞
「AIは 無いが我が社にゃ 愛がある」(だっちっちさん)
「妻怒る 故障の製品 我が社製」(湯快爺さん)
「宇宙行く 部品へそっと 指紋付け」(笑司さん)
○見ル野賞
「定年後 再雇用され テクノロ爺」(さごじょうさん)
〇入賞
「長男の 出来の悪さは 初期不良」(てぬきうどんさん)
「日本製 汗して造る 外国人」(夜明け前さん)
「赤ボタン 1 度は押して みたくなる」(しげぽん118 さん)
「見学の 子供の指摘が ドリル並み」(coni さん)
「合わぬなら 合うまで測ろう 別ノギス」(松庵さん)
「この俺を センサーだけは 無視しない」(さごじょうさん)
「騒音で パントマイムが 上手くなる」(さんじろうさん)
「検査機の 電源忘れて 不良ゼロ」(土日静寂さん)
「なぜ残る 迷子の部品 君の名は」(ひだまりんさん)
「鉄分は 現場で取れと 妻が言う」(じゃずさん)
同社では今年も「第4回 現場川柳」を募集する。