日本で冷凍餃子の販路を広げる
パクチー＆７種野菜
ひとくち餃子
韓国食品業界�癸唄覿箸�ＣＪは、日本で冷凍餃子の販路を広げている。現在は韓国で製造しているが、日本国内で冷凍餃子をＯＥＭ生産することも検討している。
ＣＪは日本向けのオリジナル冷凍食品「パクチー＆７種野菜 ひとくち餃子」を19日から、コストコの一部店舗で販売開始する。韓国の国内工場で製造し、日本法人ＣＪジャパンが輸入販売する。既存の冷凍餃子も販路を広げている。
ＣＪジャパンは昨年２月末から冷凍餃子「王（ワン）餃子」を販売開始し、業務用ルートを中心に販路を広げている。既存アイテムは焼餃子「肉＆野菜」、同「キムチ」、水餃子「肉＆野菜」の３種類。いずれも好評を得ている。さらに今月から「ひとくち餃子」を投入し、“韓食餃子”（ＣＪ製韓国餃子）の日本での販路拡大に一層注力する。
同社営業顧問の柚山敏明氏は「日本国内でＯＥＭ生産する可能性もある」と語っている。さらに「当社食品事業部で扱う商品群の中で、冷凍食品の伸びしろが最も大きい」と見込んでいる。
2020年までに加工食品売上高100億円へ
担当商品を手に(左から)中西氏、澤田氏、長岡氏
ＣＪジャパンの加工食品売上高はグロサリーを中心に約60億円。これを2020年までに100億円規模に拡大する計画。実現に向けマーケティングや営業等を担う人材強化を図っている。
その一環で、日本法人の大学新卒採用を３年前から始めた。１期採用３名枠に300名が応募、２期採用８名枠に800名と、ＣＪジャパン入社希望の新卒学生は多数にのぼった。難関を突破した入社３年目（１期）、入社１年目（２期）の若手社員が一線で活躍している。
１期入社の営業チーム・長岡里佳氏は「大手卸を主に担当している。新商品のタッカルビソースがバイヤーから好評。この商品は今年の秋、加藤産業が開催した展示会の新商品コンテストで318アイテム中７位にランクインした」と成果を示している。
同期のマーケティングチーム・中西紗奈里氏は「ビネガードリンク『美酢』のブランドマネージャーを担当している。この商品は日本語のラベルに切り替えてから市販用で販路が広がった。最近は美酢サワーなどを居酒屋で提供いただくなど業務用ルートでも伸びている」と説明している。
２期入社の営業チーム・澤田祥枝氏は「業務用卸を中心に担当している。業務用商品のプルコギのたれが好評。居酒屋のメニューにチーズタッカルビが入ることが増え、当社製品の引き合いが増えている」と語っている。