センターの完成図
生ごみをメタン発酵で減容化することで、埋め立て最終処分場の寿命を延ばすとともに、メタン発酵から得られるバイオガスによりエネルギーを回収する。また、一部直接埋め立てている下水道汚泥、水産廃棄物などについても処理が可能。
処理能力は1年間で約7300tと、稚内市内で発生する生ごみをほぼすべて処理することができるように設計されているという。処理によって得られたバイオガスはガスエンジン発電機によるコージェネレーション、ごみ収集車の燃料、ボイラー燃料に活用する。
PFI事業者は大林組(代表企業)、石塚建設興業、三菱化工機で構成する特別目的会社(SPC)の「稚内エネサービス株式会社」。稚内市から生ごみ中間処理施設整備・運営事業として約31億円で2009年12月21日に受注した。
PFI(Private Finance Initiative)は公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せず、民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。